住宅ローン控除と消費税

住宅ローン控除と消費税の関係はしっかり理解しておきたい所です。

住宅ローン控除と消費税

住宅ローン控除を考えると消費税増税後の方が得になるのでは?と考えている方も多いのではないでしょうか。消費税増税が決まり、住宅業界は駆け込み需要がピークを迎えています。しかし、今ままでの消費税増税を考えると、住宅ローン控除に関する認識やその他でも焦って家を買う事のデメリットをもう一度考えてみたい所です。

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①今までの消費税増税を振り返って

基本的に消費税が上がるタイミングで、住宅需要は一気に増えます。俗にいう駆け込み需要というものです。3%、5%と同じような状況がありました。その時になにが起きたかまずは簡単に振り返りましょう。

【施工は荒れます】
消費税増税で一番気をつけたいポイントは、施工が荒れるという事。こちらに関しては、大手メーカーさん、ローコストメーカーさんの場合は、特に気をつけておきたい所です。(一部家づくりの大半を工場生産するユニット工法を売っている会社さんなどは除く)

施工が荒れるのは、単純に限られた施工業者(下請け業者)の中で、限界まで請け負おうとするからです。家づくりは受注が増えたら工事する下請け業者を増やせば良いというほど、簡単ではないのはご理解いただけると思います。指定の業者さんが限られた期日の中で限界まで働く事で、消費税増税の時は毎回同じように施工があれています。クレームが増えるようです。されに注意したい所として、下請け業者さんは一般的に『坪単価いくらで、何日間で施工して』と言われます。駆け込み需要時は、普段よりも仕事が増える事と併せてその施工期間を減らされる事もあるとの事。(*実際の下請け業者から聞いた話)駆け込み需要でもそうでなくても、家の本体価格は変わりません。そういった事も考慮にいれて考えて行きたい所です。

消費税前後の施工は丁寧に作ってくれるかどうか。

また最終的には、会社のアフターメンテナンス部門が見ていく為、少し乱暴な言い方をすれば、下請け業者さんが、多少手を抜いてもあまり問題ない。

さすがにそこまで考えるのは行き過ぎかもしれませんが、注意しておいてもいいのではないでしょうか。また、ただでさえ確認事項の多い家の建築工事。忙しさで見落としてしまう事も増えるのではないでしょうか。では、こういった事を回避する為にはどうすればいいのでしょうか。

なるべく現場に施主様が顔を出す。これが一番です。メーカーさんは専属の工事管理主任者なるものがいますが、こちらも同時期に一人で多くの現場を抱えている為、あまり付きっ切りという事はありません。施主様が現場にくれば大工さんも気合が入ります。是非気にして現場に行きましょう。

住宅ローン控除等を考えるとそこまで変わらない?

住宅ローン控除の制度の変化についてあまり話をしてこない業者は少し注意が必要かもしれません。なぜならこの住宅ローン控除、今回、消費税の増税後に家を建てる方は、住宅ローン控除として、所得税の年間控除額が今までの二倍の20万円から40万円になるという事。またそこまでの所得税の控除が必要のない方でも、住民税の免除限度額が年間97500円から136500円に増える。さらに他にも免除を現在検討しているようです。

これら住宅ローン控除を考えた時、消費税UP分の3%分がそこまで得になるかを、それぞれのご家庭で少しじっくり考えてみたい所です。

もちろんその他にも住宅ローンの金利や物価上昇など建築時期によってはいい時期と悪い時期がある為、どちらがいいとはけしていえませんが、一生に一度の大きな買い物である家づくり、一度冷静になって、検討していただくのも必要だと思っています。

因みに土地に消費税はかかりませんので、もし2500万円の家を買う場合、3%の違いは75万円。焦って建築会社を決める事と上記理由などを考えるて、本当にお値打ちなのかどうかは、検討していきましょう。

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