低炭素住宅の制度とは? 

実はしってると補助金が受けられて得する低炭素住宅についてしろう

低炭素住宅って?

低炭素住宅のイメージ写真1

皆様は低炭素住宅って聞かれたことありますか?簡単に言えば、東日本の震災をきっかけにエコに対する意識が増えてきている中で、今までなかなかCO2排出の抑制が出来てこなかった住宅業界に対して、国から補助金や税制優遇などの制度をつかって進めて行きましょうという制度です。優遇などを考えると今知っておきたい制度ですので、是非ここで少し覚えておきましょう。

①低炭素住宅の認定を受けられると!!?

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詳しくは国土交通省のHPにデータが出ていますので、そこも見ていただければと思いますが、まずは、低炭素住宅の認定を受ける事で、何が変わるのかを見ていきましょう。

1.まずは税制の優遇が受けられます。所得税の優遇+住宅ローンの金利優遇が受けられます。

所得税の優遇は消費税UP前は300万円(10年間:一般の場合は200万円)、UP後は500万円(10年間:一般は400万円)で金額があがります。

住宅ローン(フラット35)において借入れ金利が下がるという事。予定としては、フラット35Sで当初10年間の金利を0.3%引き下げる記載しています。0.3%+10年間の金利優遇は、かなり大きな金額になってくるのではないでしょうか。

2.それ以外にも特に、工務店さんを中心に考えられている制度があるようで、低炭素住宅の補助金が棟数、期間の制約はつくものの低炭素住宅の認定が受けられれば、1邸あたり100万円以上の補助が出る制度もあるようです。*大手ハウスメーカーさん、パワービルダーさんと言われている所では、出ないようなのでご注意下さい。

そのほかにも、代替案として、キチンと優遇を受けられるように国のほうも対応を考えているらしく、最近の優遇制度の中でも是非、理解して採用できるようにしておきたいのがこの低炭素住宅の認定制度です。

②低炭素住宅の認定を受ける為には??

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2つのポイントを定めているようです。 1つ目:まずは、家の基本性能に関して。断熱材はグラスウールで言えば24Kで外壁の厚みは100mm。窓ガラスは断熱ペアガラス、エコキュートなどの高効率給湯器と呼ばれる設備を入れている事などがあげられています。詳しくは国のHPを見ていただければと思いますが、ざっと見た上で、そこまで一般的に難しいと思われる工事はありませんので、基本的には、最初の打合せの段階で建築会社に低炭素住宅の認定を受けたい!と要望すれば、普通に調べて施工できる工事だと思いますので、そのように言っていただければ大丈夫かと。

2つ目:次に選択的項目として、8つの選択の中から2つ取り入れないといけない項目があるようです。

低炭素住宅の8つの項目をとりあえず書き出してみます。1.HEMS又はBEMSの設置/2.太陽光等再生エネルギーを利用した発電設備及びそれと連携した定置型蓄電池の設置/3.節水に資する機器の処置/4.雨水等の利用の為の設備設置/5.一定のヒートアイランド対策/6.住宅の劣化の低減に資する措置/7.木造住宅もしくは木造建築物/8.高炉セメント又はフライアッシュセメントを構造耐力上主要な部分に使用とかいてます。一般住宅として考える選択なら、太陽光+木造住宅か、太陽光発電+HEMSか、HEMS+木造住宅で、費用として一番抑えられそうなのは、HEMS+木造住宅という所ではないでしょうか。以上の二つをクリアできて、その他地域的な用件を満たせば、色々な優遇が受けられるようです。ポイントは、家の打合せをはじめる最初の段階で低炭素住宅の認定を最大限受けたいと建築会社に言ってもらえれば大丈夫だと思います。

③低炭素住宅の申請の注意点

最後に少し注意してもらいたいのが、1つ目として、補助金の制度はかなりの頻度で更新されていきます。その為、必ず現状の状況の確認作業を怠らないようにして下さい。2つ目は、今回この低炭素住宅の優遇を受けるならハウスメーカーやパワービルダー以外の建築会社さんでお願いする方が、上記条件を満たす為の小回りと、そもそも会社の大きさによる優遇制度の違いを考えると工務店さんの方が断然お得になるのではないか?と感じているところです。(2013.08.01)

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