重量鉄骨の家を理解する

重量鉄骨に関する一般知識をご紹介。重量鉄骨の良さってどこにあるのでしょう…??

重量鉄骨の良さって知ってる??

重量鉄骨の家って??

一般的に重量鉄骨と軽量鉄骨に分けることが出来る鉄骨造の家。
今回はその中でも、古くからある、重量鉄骨に関してお伝えしていきます。
一般住宅の構造としては、主流ではありませんが、3階建て、4階建ての家、店舗住宅の場合、採用される事も多く、重量鉄骨でしか出来ない家づくりもあります。
ここではそんな重量鉄骨の特徴や、採用される場合の注意点など、一般的な知識を身につけておきたいと思います。

重量鉄骨イメージ1

3階建てなら重量鉄骨?

軽量鉄骨イメージ2

木造3階建ても増えてきましたが、やはりまだ3階建てと言えば重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造が多いです。特に重量鉄骨のいい所でもありますが、1階部分をすべて駐車場に出来たり、壁を設けることなく家を設計できるというメリットもある為、プランニングの自由度は、この重量鉄骨が軽量鉄骨や木造と比べても抜群に良い。といっても過言ではありません。またこの特徴がある為、現在でも根強い人気があるようです。

大手メーカーさんの場合でも、3階建てになると、1階部分は重量鉄骨を採用していたりします。

しかし、地震に対して注意したいところもあります。それは、その重みと構造ゆえの揺れやすさという所。3階建てとなると家の強度は余計に気になる所ですね。最近では揺れを抑える工夫も様々出てきていますが、制震という考えのもと対処している会社さんが殆どで、その方法などにも気を配りたい所です。

最近では壁でも強度を持たせると言う考え方も出てきている為、重量鉄骨を選ぶ場合は注意が必要です。

重量鉄骨で注意したいポイント

軽量鉄骨や前述でもお伝えしていますが揺れやすく、外壁の選べる範囲が限られてしまうという事はここで再度、認識頂くとして、その他の注意点を少しお伝えします。2点あげます。

1点目が家の断熱という考えです。木造に比べ、鉄骨は熱が伝わりやすいのはご承知の通りだと思います。つまり家の中に外の熱が流入しやすいという事。特に重量鉄骨の場合、1階部分を駐車場にしてと考えている方も多いと思います。そういった場合は、基礎などで多少出る断熱効果が全くなく、特に対策が必要です。最近では、グラスウール以外の断熱材も多く採用されるようになってきており、比較的暖かい家づくりも一般化されてきていますが、重量鉄骨の場合は通常の断熱よりもより一層きにしておきたいところです。

2点目が地盤補強です。こちらは木造と比べて家が重くなるための対応です。通常木造でかかる土地に対する圧力よりも鉄骨の家の方が重く、当然、より深くまで負荷がかかります。その為、それを支える基礎の補強は木造よりも必要になって来る事が多く、その分建築費用としては余分になる場合もありまるので知っておいてもらいたい所です。

重量鉄骨の価格に関して

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最後に価格について。木造よりも全体的に高くなるのはご承知の通りです。こちらは構造材自体というよりも、上記であげたように断熱材や基礎補強、その他にも外壁の価格や、窓の制約が無いための窓の価格が通常よりもかかったりと重量鉄骨の強みであるプランの自由度に伴いかかる費用がより多くあるという解釈を持っていただくほうが良いと思います。但し、工務店や建築家中心の工法になる為、価格帯はかなり幅があるようです。

以上の事からご理解いただける通り、重量鉄骨の家は依頼する会社によってもかなり価格の幅が出てきてしまいます。その為、建築会社の選び方は気をつけて見ていきたい所です。

きになる構造をチェックしてみよう⇒家の構造・性能

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