リビング階段をつくる

リビング階段は内装の一部、せっかくならキレイに見せる方法を学ぶ

リビングの中に階段を置こう!!

リビング階段は間取りを考えるときのポイントの一つ。最近では、リビングの中に階段を置いて、オープンな家づくりや家族とのコミュニケーションを重視して考える方も多くなってきました。
リビング階段を上手く活用する事で、LDKの奥まで光を取り入れる事が出来たり、2階の廊下が明るくなるといった、それ以外の有効的な活用方法もあるようです。リビング階段を設けるという事は、LDKの中で常に目に入ってくるインテリア、内装としても考えておきたい所。手すりや踏み板などのデザインにも拘りたい所。
今回は、このリビング階段の見せ方や使い勝手を、ご紹介して行きます。

リビング階段実例写真1

①リビング階段の配置計画:生活導線をまずは考える

リビング階段実例写真2

リビング階段にする最も多い理由の一つが生活動線です。常にリビングを通る事で、生活の中心をリビングに持っていきたいという要望の方が多いようです。

逆にリビング階段で最も注意したいのも、動線。テレビを毎回を横切らなければ通れない動線や、キッチンやダイニングテーブルの真上を階段が横切ってしまい、ホコリなどが舞う、目線が気になる配置等は、避けたいところ。

動線以外にも、階段の上り下りを頻繁にしなくてもいいような周辺の間取り配置や収納も、併せて考えいきたいところです。

家に帰って来た時の玄関からの移動、2階へ行く時と2階から降りてくる時の生活をイメージして配置を考えましょう。

その他にもリビング階段ならではのオープンな間取りの為に、熱の逃げ対策は必要になったり、リビング階段で吹き抜けが出来る事は、LDKを明るくすると同時に、日が当たりすぎるといった問題も出てきてします。

また、色々な提案が出来るポイントとして、階段下には何を持ってくるかを考えるのは面白いポイントになるように思います。

今あげたこれらの問題は、意識して取り組めば回避可能な問題も多く、また色々な施工事例を見ることで新しい発想が生まれる事もあると思います。注意しつつ、楽しんでインテリアづくりをして頂ければと思います。


②家全体をキレイに見せる工夫

リビング階段実例写真2

リビング階段をキレイに見せるポイントを少しご紹介。

例えば、

・階段の面材を合わせる:この考えは一般的ですね。1階のフローリングと同じものにしたり、2階のフローリングと同じ色にするなどは、よく言われている事です。出来る事なら、木目や使う素材も合わせていただくとより一層きれいに見えるようになってきます。基本的には、どこかの色目と合わせる方がキレイに見えがちですが、変えるならガラッと変える事。

・余計な線を無くす:上の写真のように、通常必要な巾木やまわり縁を無くす、小さくしたり、見切り材を極力目立たせない方法を採用するとスッキリとします。逆の方法を採用して、重厚感を出すという考えも良いかもしれません。

・写真のように、階段以外の家具などと一体にする。

左の写真はリビング階段の写真ですが、テレビボードやその裏の壁の工夫、色づかいなどのメリハリが非常にきれいに出ています。

③リビング階段はインテリア

リビング階段を考える時は、手すり、踏み板、目線が抜ける為、周辺のドアや壁紙、天井なども気をつけたい所です。 実はリビング階段はLDKのインテリアとしても考える必要性があると思います。リビング階段をインテリアとして考えれば、非常に大きなオブジェとなる為、つかう面材やその他、見え方にも気を配りたい所。

少し注意が必要なのは、大手ハウスメーカーさんやローコスト系の会社さんでは、階段は予め決められた階段しか使えない(厳密に言えばお金をかければつかえるのですが)会社さんもいるという事。

今では完全にフルオーダーの階段も少ないようですが、造作も出来るリビング階段はかなり色々な見せ方、作り方があるようです。

リビング階段実例写真2

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