木造軸組工法を学ぶ

木造軸組工法を学ぶ、2回目は軸組在来工法に関して歴史や工法の種類をチェック!!

木造軸組工法の予備知識を学ぶ

木造軸組工法って?意外と知らない方も多い木造軸組工法に関しての知識です。この木造軸組工法については、戦後、一番進化してきている工法といえます。まずは、現在の木造軸組工法になった経緯をしる。
理解を深めるためにも、木造軸組工法の歴史、大きな地震の度に改良が加えられて進化した木造軸組工法の過程を学ぼう。歴史を学びつつ、最新の木造工法や今多い工法を知る。また、建築会社を選ぶ際の注意点を要約してお伝えできればと思います。

在来工法写真1

木造軸組工法の歴史と進化

在来工法写真2

戦後の木造軸組工法は、大きな地震と共に進化してきました。一番大きなきっかけはやはり阪神段震災。

この時、2×4工法と比べて軸組工法の弱さが露呈された結果となり、そこから2×4のいい所を在来工法でも取り入れ進化をしていきます。

2×4の基本的な考え方は、柱で支えるというものではなく、壁自体で家を支える工法となっていますが、これは木造軸組工法のように柱と梁の交差点に地震の負荷がかからないつくりです。

この考え方、今では木造軸組工法でも普通に取り入れられています。

現在の木造軸組工法は2×4に近く、大手ハウスメーカーさんでは、パネル工法といったりしています。また、各会社で軸組み+壁補強の方法や補強の材質の違いから○○工法と独自の呼び方も様々出てきています。とは言うものの、基本的な考えは一緒の場合が多いので、あまり悩まない事が大切。

さらに現在では、柱と梁のコーナー部分を金物でつなぐ新たな木造軸組工法が主流になってきており、本来の木造建築である軸組工法でもかなりの強度を持たせる事ができ、大空間がとれるようになってきてました。

これによりもともとプラン制約の少ない木造軸組工法が、さらなるプラン自由度も上がり、様々な要望にも応えられる工法と進化をしているようです。

木造軸組工法:金物工法は何がいいの?

実はこの木造軸組工法、戦前と戦後では全く作り方違います。戦後はより工業化とデータ化され、家の柱や梁は均一になり、計算上必要な強度から必要以上に柱を太くしていません。また通し柱のような1~2階を貫く柱も使わない事も多いです。これにより色々と問題も出てくるのですが、やはり一番問題となってくるのが、柱と梁のつなぎ目の強度が弱くなってしまう事でした。そこで、現在では、なるべく木材を削らずに済む、金物を使って柱と梁をつなげる方法が一番強いと言われており、需要を伸ばしています。さらに最近では、梁や柱に集成材をつかい、木材としての安定を狙う方法が多く見られるようになって来ました。

金物を使うことで、単純に補強されるという事だけではなく、今まで見えていた補強が中に入る事で、デザイン性の向上にも役立っていると言われます。

木造軸組工法の価格は?

軸組在来工法1

最も主流の木造建築で、最も多く施工されているこの木造軸組工法、価格帯の幅もかなりあります。一言では言えませんが、坪単価30万円で出来る会社もあれば、50万円、60万円以上の会社もあります。

つまり、木造軸組工法は、その多様性の為に、最も判断が難しく、価格の妥当性も難しいと言われています。

適正な判断をする為には、その都度判断していく必要があり、現場での判断をしなければいけない場合も出てきます。

注意したいのは軸組在来工法を採用していて、ローコストで売っている会社さんと大手ハウスメーカーさんの木造軸組工法。

大工さんの施工技術が反映されやすい事と、価格の調整がつきやすいこの木造軸組工法は、適正価格の判断が難しい所です。

木造建築の中でも価格の幅が最も広いのが軸組在来工法です。もし価格やその他、気になる事は、一度無料相談カウンターで相談頂ければと思います。参考ブログ:木造軸組みのメリット

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