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建築士として第一線で活躍されている田嶋さん。施工事例を見ていただくとわかるとおり、モダンな建物をメインとしています。外観から内観まで、どこを見渡しても隙のない設計で、各方面の方からも人気な建築士さん。今回はそんな田嶋さんに建築士に依頼する事の楽しさをお伺いできればと思います。 Interviewer:牧原
牧原:最近御社のHPを拝見したら、採用活動をされていますね。増やすんですか?
田嶋:そうなんだよ、フェイスブック見てもらってるから、知ってると思うけど。マンションの改修工事なんかもちょこちょこあって、一人でなかなか裁ききれなくて。
牧原:半年前ぐらいに事務の女性を雇われていますが、今回は実質的な設計業務が出来る人という事ですか?
田嶋:そうですね。
牧原:儲かってるんですね。
田嶋:いや、それはまた別ですね。笑
牧原:大変お忙しい中、お時間いただき、ありがとうございます。今回はそんな忙しい田嶋さんに 笑 設計士に依頼するって事の楽しさをお伺いできればと思います。
田嶋:はい、忙しい田嶋です。笑 お願いいたします。
牧原:今回のインタビューは建築士に依頼する事ですが、一般的な感覚だと、設計士さんって敷居が高いですよね。実際にネットの書き込みを見ても、金額に関して、設計料と家の価格が高くなりそうで怖いという内容でした。また、自分たちの希望を聞いてくれるのか不安って内容があったり。
田嶋:確かに、設計料に関しては、設計、監理料として1割前後の金額が普通です。プラス家の価格、なんとなく高く感じちゃうのも解ります。
誤解の無いように説明しますが、普通の建築会社さんでも設計・監理料はかかっています。
その価格が本体価格に含まれていて見えにくいのと、私たちの場合、意図した施工をしてもらう為に、その費用が高いという事です。
田嶋:また自分たちの希望を聞いてくれるかどうかだけど、これは設計士次第です。設計士といってもいっぱいいるからね。いかにそういった設計士と出会えるかどうか。
牧原:価格に関しては、私も感じますが、意外と安く仕上がる事もありますよね。
田嶋:そうですよ。設計・監理料の分、高いっていう風にはまずならない。
牧原:全体的に見てみるとやっぱり平均的な金額は高い気もしますが。
田嶋:そうだね。かけようと思えば、幾らでも金額が上がっていくのが建築。それは建築家だからという事ではないけど。
ぼくらに依頼したいという人って、そもそも普通の家じゃない家を建てたいと思う方が多いですね。そうなると自然と価格が上がる事も多いんです。僕らも安く仕上げようと思えば結構安く建てる事も出来るんですよ
牧原:お客様の要望次第ともとらえられますね。
田嶋:一番いいのは、はっきり予算を言ってもらうことかな。出来なければ、言うし。僕らは仕様とか設備とかをその範囲内で考えれるし、コスパの良い建て方を考えられる。
牧原:そういう意味で行けば、極端な話、ローコストメーカーと競合って事もありえる話ですか。
田嶋:もちろんあって良いと思います。単純な設計だけなら僕らは必要ないかも知れないけど。
牧原:金額の細かい話はまた別の機会で話をしたいと思いますが、自分たちの希望をかなえてくれそうな人に依頼するって所はどうでしょうか。
田嶋:その人の設計は、HPなんかで良いと思っていると思うから、後は、直接あって話をしてもらうしかない気がします。
会えばその人の性格とか、今までの経験談や、話安さ、価格の目安などある程度分かると思います。
で、ちょっと違うかなって思ったら依頼しない。という感じで進めてもらうのが一番良いかなって思います。
牧原:なんとなく建築家にお願いしたいという方もいると思うんですが…あんまり費用はかけたくないけどオシャレなデザインの家を建てたいって人。
田嶋:そういう人こそ一度声をかけてもらいたいですね。そういうのを得意とする建築士さんも実際多いですよ。
牧原:そういった場合ってどうすれば良いんですか。建築士の探し方とか解るといいですよね。
田嶋:そうだね。シンプルに探せる方法があると良いよね。今は、設計士さんを集めてるサイトもあるけどね。ただ、価格に関しては、実際に話を聞いてみてからの判断をしてもらった方が絶対に良いです。
牧原:そういったサイトをつかって建築家を見つけて、直接話を聞きにいくというスタイルが現状では、一番いいかも知れませんね。 では話題を変えて本題に入ります。建築家に依頼する楽しさってずばり
田嶋:そうだね。僕としての意見だけど、お客様の家づくりのお手伝いが出来る所。それこそ普通の工務店さんやハウスメーカーでは、出来ない範囲までお付き合いする事が出来るって所かな。
田嶋:もちろん僕らの提案するデザイン性も楽しんでもらえると思うけど。
牧原:家づくりのお手伝いですか。少し思っていた答えと違いました。笑 通常の建築会社と同じような感覚とも受け取れますが…
田嶋:そうですね。ただ僕らの言っているお手伝いは、本当に細かい要望までキチンと聞くし、仕上がりの細かい所まで注意を払って行きます。最終的に仕上がった家が違ってくるのはそういった細かい要望まで対応しているからです。そこら辺は建築家じゃないと出来ない場合も多い気がしています。
牧原:ありがとうございます。そういう事ですね。
田嶋:もちろん最初のベースプランは僕らが考えて出すけど、その後は要望を聞いていくスタイルが多いと思うよ。
牧原:そういった意味で行けば、どこの会社でも同じですね。
田嶋:そうだよね。てかそうじゃないとへんだよね。笑
牧原:部材も1から考えるっていうことですが…
田嶋:僕らに標準仕様って感覚があまりないんだよね。
そのお客様だけの特殊な工事とかって絶対あるし、フローリングだけでも何百何千と種類があって、それを選ぶ。
こういった作業は、全部1からだからね。
もちろんある程度の決めやすいように誘導もするし、お勧めもします。
ただ、根本にもどれば、そもそもそういう事が出来るから設計士として業が成り立つような気もしています。
牧原:そうですね。今までの話からすると、家を1からこだわって考えたい、デザインも普通の家じゃ嫌だって人が建築家さんとの家づくりに向いてるのかな。ありがとうございます。
今回は建築家で依頼する事は楽しいという内容の取材のつもりでしたが、色々と調べていくうちに、まずは建築家さんの現状や考えをお伝えした方が優先的に思いました。
また、建築家も数え切れないぐらい多くいる事もあり、どのようにして建築家を見極めるのかも家づくりを楽しむ為には必要だと感じました。
今回取材に応じてくれた田嶋さんは非常に気さくな方でしたが、中にはコミュニケーションが取れない方や、金額として最低価格を設けている方もいます。
色々な建築家がいる中で、どのように選んでいけばいいのかをまた別機会でお伝えしていければとも考えています。
Rebro無料相談カウンターでは、建築家の紹介から、注意しておきたいポイントなど、個別にてお伝えしている内容もございます。
建築家で建ててみたいけど、どうしたら良いのかわからないという方がいれば、一度相談にお越し頂ければと思います。