家の価格に関して~工務店と建築家~

家の価格に関して、工務店と建築家の場合はどう考えれば良い?

家の価格、工務店.建築家の場合の考え方!

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家の価格、工務店と建築家の家の価格について。実は、この2つのタイプに関しては、会社数が多すぎる為、とても1くくりでまとめる事が難しいという大前提の話になってしまいます。

その為、今回お伝えする内容があてはまらない会社もある事はご理解下さい。

とは言うものの、常識的な範囲での話をしますので、知っておいて頂ければ、対応の仕方や、家の価格も調整できるようになってくるように思いますので、是非参考にして頂ければと思います。

家の価格:工務店の見積り

一般的に工務店の家の価格は、各社細かな見積りが出てくる場合が多いです。それこそ、20ページから30ページの細かな見積りが出てくるのが当たり前。しかも、その見積りには、全ての工事単価の記載が入っています。これらはハウスメーカーやローコスト住宅ではあまり考えられませんが、全てオープンにして入っています。

Rebroathomeで、この工務店さんも是非会社検討の一つに入れてもらいたい理由の一つがこの細かな見積りが出てくるという所の為。

私たちが工務店さんを検討会社として入れてもらいたいと思う理由の一つです。どのような建材が家で使われておりその単価はどれぐらいするのか。一件の家には、どれぐらいの量が必要なのか、そういった感覚もつかめる為、細かい家の価格を把握でき、その他のタイプの会社さんの家の価格などでも対応できるようになる為、一度は見ておきたいところです。

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家の価格で比較しやすいポイントは?

家の価格を比較する。工務店で細かい見積りを取った後であれば、家の価格は、各タイプ毎でも比較できるようになります。また比較しやすい所があるのがわかります。

家の価格で比較し易い項目を簡単にあげてみると

●水周り関係の設備 ●クロス工事(クロスのランクと㎡単価) ●木製建具工事(室内ドアなどの建具工事費用) ●金属製建具工事(窓や玄関などの建具工事費用) ●基礎工事(基礎の種類やコンクリートtの㎥単価)●地盤改良工事(改良内容とその単価) ●屋外給排水工事:(工事内容と距離、工事単価) ●その他、設備工事(太陽光発電、外構工事、浄化槽工事、エコキュート) ●外壁部材費用

などは見積りでも比較的に比較し易い内容ですので、家の価格が出てきた時は、注意してみて見ましょう。

*あくまで全体予算を把握した上での比較をして下さい。建築会社によってはこの事を悪用して、ピンポイントで単価を下げて出す会社さんもいます。注意も必要です。

家の価格:建築家の出す見積り(上級者向け)

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家の価格を判断する時、はっきり言って建築家の出す家の価格:見積りは難しいです。

理由は2つ。1つ目が、設計契約をする(工事請負契約ではなく、その前に建築家さんとの家づくりは通常、その建築家さんと設計契約をかわします。)前に詳細な家の価格、見積りが出てくることが少ないからです。

2つ目に 建築家と建てる場合、特殊な工事や、その家でしかしない工事などをする事が多く、厳密に言えば、詳細の見積りを出す事が早い段階でしずらいという事と、そもそも特殊工事になる為、他社との比較が難しいという所です。

つまり、ある程度の見積り感覚、お金に対する感覚が無いと、設計契約後の見積りに対して、納得できる出来ないが出てきてしまいます。

回避する為には、ある程度経験が必要で、家づくりが慣れてから依頼する事が望ましいと考えます。最終的に建築家が出す、家の価格の見積りは、その他のタイプの見積りよりも細かい見積りが出てくることが多いのもご理解頂ければと思います。

家の価格での注意点:工務店.建築家

家の価格で、工務店と建築家のポイントは、とにかく数が多いという事。皆様がお住まいの地域だけでもかなりの数の工務店、建築家を探せてしまいます。

ハウスメーカーよりの工務店や、デザイン重視の工務店、工務店よりの建築家などタイプも様々。

中にはざっくりとした見積りしか出さない工務店もありますし、建築家もいます。また、ざっくりの見積りだからこそ、安くやってくれる所もあったりもします。

この2つの会社のタイプに依頼する場合は、ここで言う家の価格もそうなのですが、『工務店だから』、『建築家だから』と言った先入観はあまり持たないようにしましょう。

 

家の価格に関しては、実はこの先入観を持つ事が、最も住宅購入において危険です。

そもそもハウスメーカーといっても各会社の業界シェア(大手ハウスメーカー10社程度合わせても)は、2割程度という裾野が広い業界です。今までの解説は踏まえつつも、柔軟に対応していってもらえればと思います。