木造ラーメン工法とは?

3回目は新しい木造建築、木造ラーメン工法に関して、注文住宅ならではの知っておきたい情報をチェック

木造ラーメン工法を知ってますか??

木造ラーメン工法って??
意外と知らない方も多い木造建築に関しての知識です。3回目は最近注目されている木造ラーメン工法に関して。
この木造ラーメン工法は木造建築の中でも構造体において最近、大手木造ハウスメーカーも採用した事もあり、特に注目を集めている工法です。今まで不安の多かった木造での大空間や3階建ても可能にさせる工法です。このラーメン構造の考えは実は部分的な採用も目立ってきているので、少し詳しく見ていきましょう。

木造ラーメン工法1

木造建築で3階建てならこの木造ラーメン工法

木造ラーメン工法2

通常木造建築は2階建てまで。というのが今までの建築業界の定説でした。

しかし、この木造ラーメン工法の登場によって、最近では、木造でも3階建ての家を建てれるという考えが出てきました。

また、木造ラーメン工法の中でも様々な工法があり、3階建てなら鉄骨や鉄筋コンクリート!の家にしなくても、価格も比較的に抑える事が可能になってきました。

また、木造ゆえの細かな家の要望にも幅広く応えられる事が可能になっている為、ここ二~三年、一気に需要も伸びているように思います。

大手ハウスメーカーさんもこの工法を取り入れ、広告している事を見ても解るとおり、木造建築で最も旬な一つがこの木造ラーメン工法になります。

この木造ラーメン工法は簡単に言えば、日本の高層建築物を可能にさせた鉄骨ラーメン工法の木造版。

筋交いや耐力壁を使わず、柱や梁だけで家を持たせる工法で、鉄骨の代わりに木造をつかう為、柱や梁を集成材で太くし、それを金物ピン工法でつなぐ工法です。

また、現在では、在来工法の壁で支えるという考えも含んでいる場合の木造ラーメン工法(厳密に言えば、金物工法と門形フレームの組み合わせでラーメン工法ではないかもしれませんが。)もあり、間取りの自由度や耐震強度なども飛躍的に上がってきました。

もともと高層ビルで採用されているこのラーメン工法ですので、木造で3階建てでも十分対応できるという事です。

木造ラーメン工法を考えてみたいときは?

実はこの木造ラーメン、多くの場合、特殊な金物、柱と梁になる為、どこの会社でもつくる事が出来るという訳ではありません。もちろん近い考え方のもとで施工する事は出来るかもしれません。

また、木造ラーメンと一言にいっても採用している会社による違いもあります。大手ハウスメーカーさんが出しているものから、フランチャイズとして有名な会社もあります。現在、最もよく耳にするとすれば、SE工法という木造ラーメン工法(表現は的確ではないかもしれませんが)ではないでしょうか。また愛知県でもこのラーメン構造を供給している会社もありますし、よくSE工法と比較される色々なラーメン構造もあります。このラーメン工法の各メーカーの話をブログでしていますので参考にして下さい。

木造ラーメン工法の価格

木造ラーメン工法3

さてきになる木造ラーメン工法価格です。施工する会社によっても勿論違うので、そこは大前提として理解が必要です。

あくまで一般的な価格として、木造の2×4工法や、軸組工法よりは、やはり少し高くなるという印象です。とは言うものの、鉄骨造やコンクリートと比較すれば、お値打ちになるようです。

そこら辺は実際にプランニングなどでも変わってくる事もある為、木造ラーメン工法を考える際は、何社か声をかけて検討してみるのも面白いかもしれません。

因みにこの木造ラーメンですが、それ自体は、古くから採用されています。特に大型施設などでは、多く採用されている構造になります。一般住宅での採用が、最近の話だという事も覚えておいて頂くといいのではないでしょうか。

木造ラーメン工法を考える際は、その他の外壁材、各種設備関係などがよくなってきている事も重なり、家の耐久性も上がってきているようです。その為、資産価値として家を見るという考えや、30年先のリフォームも見越して家の検討をされるという方も多くなってきました。そういった際、この木造ラーメンの考えはとてもマッチしてきているかもしれません。

木造ラーメン工法の施工例はこちらから

次は鉄骨の構造を見て行きましょう⇒鉄骨 構造 軽量鉄骨①

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